定期健診は妊婦さんと赤ちゃんの健康を確認するために必要です。
回数を重ねるごとに赤ちゃんの成長を実感できますし、妊婦さんの不安も緩和されることでしょう。
赤ちゃんの成長を見守り、赤ちゃんへの愛情を育みながら、出産までの数週間を安心して過ごせるよう定期健診はしっかり受けましょう。
妊娠高血圧症候群の早期発見のために行います。最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上であると高血圧とみなされます。
尿の中にたんぱくや糖が出ていないかを調べます。たんぱくが出ると妊娠高血圧症候群、糖が出ると妊娠糖尿病の可能性があります。
妊娠初期は、赤ちゃんに感染する症状が妊婦さんにないかを中心に調べます。中期・後期は妊婦さんの貧血などをチェックします。
足のすねや甲を押して、むくみの有無をチェックします。へこんだまま、なかなか戻らない時や浮腫(皮下組織に水がたまった状態)が全身におよぶ時は要注意です。
適正な体重変化を調べます。妊娠中の太り過ぎは難産になりやすいので、出産時までに7~12kgの増が理想的。
赤ちゃんの発育状態や子宮内の様子を調べます。妊娠初期は腟から超音波検査を行います。
4ヶ月以降はお腹の上と腟の両方の超音波検査を行います。
腟から子宮や卵巣の状態を調べる検査を行います。また、胎児心拍の確認も行います。
内診は、安心して出産を迎えるためには欠かせない検査の一つです。
その他の検査として、不整脈や虚血性の心疾患の有無を調べる心電図。ストレス(陣痛のない)状態で赤ちゃんが元気かどうかを確認するNST(ノンストレステスト)。赤ちゃんが骨盤をうまく通れるかや、骨盤の大きさや形を確認する骨盤レントゲン(初産婦のみ)を受けていただきます。
超音波検査では、モニターを見ながら医師と一緒にお腹の赤ちゃんを観察します。
赤ちゃんが元気かどうか?発育に問題はないか?胎盤に異常はないか?羊水の量に異常はないか?など、測定装置を用いてチェックいたします。
また、妊娠中期には、赤ちゃんをさらに詳しくみる超音波外来を行っています。
※超音波外来は完全予約制です。
当院では、早期の適切な診断と安全なお産に繋げる「胎児超音波スクリーニング検査」を行っています。
医師が通常の妊婦健診の時間内に超音波検査をすみずみまでじっくり時間をかけて行うには限界があります。
当院では、滋賀県で数少ない「超音波検査士」が医師と共に、14回ある妊婦健診のうち数回、胎児の発育・形態・機能、さらに胎盤・羊水・臍帯など、チェック項目に沿って正常に胎児が発育しているかを細かく確認いたします。
少しでもハッピーなひと時をお過ごしいただけるよう、妊婦健診の4D超音波検査時に、ご自身の携帯電話等で動画を撮影して下さい。
赤ちゃんの様子をご家族とシェアしていただき、幸せなひと時をお過ごしいただけましたら幸いです。
尚、動画撮影の際には、個人情報保護にご配慮いただき、他の患者様等が映らないようにご注意ください。(音声については構いません)